せっかくリニューアルするのであれば

全くの新規から作る美術館・博物館での仕事ばかりではなく、照明器具の入れ替えだけの仕事もぼちぼちとございます。

このような仕事の場合、元々の照明は数十年前に納められた蛍光灯器具からの置き換えが殆どです。蛍光灯器具の場合はその配光のバランスがそれほど良くなく、肝心の作品以外の部分の方が明るくなってしまっている状態が多くあります。

LED照明に置き換えれば、それだけで作品が見やすい光になるわけではなく、それなりの気遣いと小細工があってはじめて、照明を意識する可能性の低い光が作れます。
美術館・博物館にお越しのお客さんは、作品を照らす照明を見に来ているわけではなく、その作品そのものを見に来ていらっしゃるので、私たちに求められる仕事は、徹底的に作品を照らしている作為を感じさせないような光なのかと考えています。

せっかく照明設備をリニューアルする機会があるのであれば、蛍光灯器具では作り事がやや困難であった、照明器具を感じさせないような、フラットで均一で、クセの無い光を導入して頂きたいな~と思う次第です。
当然ながら、私共でこうした仕事をさせていただく際には、こうした点を実現できるように、足掻いている次第です。

こちらは最近の仕事です。
2本の照明で、配光のバランスを取るために足掻きました。