効用を確実に届けたい

NO IMAGE

日頃、展示空間におけるよりよい光の環境を作りたいと思い、仕事をしています。
その仕事の直接のアウトプットは照明器具です。

照明器具に電気を流して、素直に光らせただけでは、よい光の環境が得られない場合がほとんどです。納品直後などは大体の場合にライティング作業まで携わらせていただき、少なくとも自分自身は満足出来るレベルの光を提供出来ていると思います。

問題はその先でして、ユーザー様の諸々の事情があるのでしょうが、久しぶりに拝見に上がると
「あ~脚立に上って直したい~」
と思ってしまうことが時々あります。

私どもの仕事の本当の効用は、きちんとした光の按配だと思います。照明器具ではありません。
このもどかしさを何とか解決できる、商売のあり方はないものでしょうか?

20160708-141011-0
この写真は文章とは関係ありません。
広告などによくある、「この写真はイメージです」って奴です。

関連記事

  • つやつや作品のための照明つやつや作品のための照明 これまでに絵画、彫刻、工芸などいろいろな作品と向きあう照明器具を作ってきましたが、一番難しいなと感じたのが、なめらかな釉薬がかかった陶器と […] Posted in 照明, 設計
  • やっと再会出来ましたやっと再会出来ました 昨年の開館以来、展覧会のごとに照明をお手伝いさせていただいている東京黎明アートルームさんで10月10日から開催される「花下遊楽図屏風と寛文 […] Posted in 照明
  • ローリグタワーを買っちゃったローリグタワーを買っちゃった 画廊さん向けに照明器具を誂えさせていただくお仕事をいただきました。 偶然にも昨年の秋にも画廊さん向けに照明器具をお作りしたことがあったり […] Posted in 趣味
  • 色の感覚の校正するための旅色の感覚の校正するための旅 12年ぶりにロンドンに来ています。 年に一度くらいは外国に出かけて、いろいろな美術館をおきたいと考えていますが、昨年は出かけられず、美術 […] Posted in 照明, 趣味

経営カテゴリの最新記事