設計

2/2ページ
  • 2017.04.06

展示照明の決め方~方向についての一例

美術館・博物館での展示用の照明を決めるのために考えて行く要素はいくつもあります。 特にLEDが一般的になって以降、その光の演色性が大きな要素と捉えられているかと思います。 確かに演色性は重要な要素ではありますが、演色性の高い光源を選べば全て問題なしというわけではありません。 どこからどう当てるか。 照明器具と照らす対象の位置関係が演色性の違いを超えてその見え方に大きな影響を与えます。 立体物であれ […]

  • 2017.03.26

照明器具の設計とは?~少し抽象度上げてのまとめ

照明器具を設計するという作業はどのような事なのか? 少し立ち止まって考えてみました。 あくまでも弊社レベルの規模の企業が照明器具を作る場合を想定しています。 照明器具の中身をエネルギーの流れに沿って抽象的に考えてみると下図のようになります。 光の目的から照明器具を考える場合には、まず光源を決めます。 今日では、LEDということになります。 多くの場合は、数多あるLEDの中から目的の光を作るのに最も […]

  • 2017.03.24

試作を通しての光の作り方

腰の高さくらいで、上から覗いて展示品を鑑賞するようなケース(通称:平のぞきケース)向けの照明試作検討を行いました。 照明器具そのものは社内にあった、これまでに作ったものを使い、建築設計等の意向で導き出された寸法のケースにおいて、その中で許される範囲で、最も作品が見やすくなりそうな位置に照明器具を配置しその時の光の按配を検証します。 光の善し悪しの最終的は判断は、実際に展示される作品をその空間の中に […]

  • 2017.01.21

少しでも良いものを作るために底上げ作戦

照明器具を作る事を生業にしておきながら、弊社にはきちんと体系立てて電気系の技術を学んだ者がおりません。私自身、本業は機械系です。 下手の横好きで、LEDを点灯させるくらいの事は、出来るのですが、技術に関してはきちんと理解をしておかないと、どこで落とし穴に落ちるか判りません。 今年から、定期的に外部の専門家を招いて、LED照明器具を作るために必要となる電気的知識を教えていただく事にしました。 先日、 […]

  • 2016.11.03

少しでも楽をするために

展示ケース内の照明を作る上で、求められる特性として代表的なものに壁面照度の均一度があります。この調整をするのに、当たりを付ける調整は目視で行って細かいところになると、予め決めた測定ポイントの照度を測っていきます。 目視でやるところもそこそこの場数を踏んでいないと良く判らないとの、照度を測るのも割と時間がかかります。 お金が潤沢にあれば、多点測定できる照度計を買えば良いのですが、その稼働率も考えると […]

  • 2016.10.05

息抜きとしての設計

納期に追われている仕事がほぼ一段落していまして、ここ数日間は興味の対象が製品作りではなく、会社作りに向いています。 製品を作ることは、勉強もしてきたし経験もしてきているので、割と楽に出来ますが、会社作りは桁違いに難しいです。 前々からキッチリと実験をして正解を導き出しておきたい機構がありまして、現実逃避行動としてその実験道具の設計をやっていました。 たかが板金4つの部品ですが、この実験方法を考える […]

  • 2016.09.28

謳い文句は伊達じゃない

接着材と両面テープが大好物です。 どうしてもネジを使っては成り立たない製品がありまして、試しにセメダインの「メタルロック」という接着材を使ってみました。 パッケージの裏側には「ネジ・リベット・溶接に代わる構造物の接合に」なんて素敵な文言が踊っていましたが、その文言に偽りはありませんでした。 金属同士の接着に用いたところ、安心感に溢れる強度で接着することが出来ました。 新しい武器を手に入れた感じがし […]

  • 2016.09.23

ちょっと便利なものを開発中

                    基本的には調色の照明をあまり作りたがらない質なのですが、世の中の趨勢にあわせて作っちゃっています。 どうせ作るのであれば少しでも使いやすいものをと考え、色温度の目安となる表示がされる調光器も専用で作っています。お陰様でぼちぼちとご利用いただいております。 あま […]