- 2016.10.27
現実にあわせて定規も変わる
世の中の変化に疎くて知りませんでしたが、光の色度の定義に新しいものがあったのですね。 一般に使われている色度の決め方は、CIE 1931 2°表色系と言うものですが、これに対してCIE 2015 10°と言うものがあるようです。 OSRAMさんのサイトを見て知りました。 網膜上の錐体の分光感度が2°の視野角と10°の視野角とで微妙に異なるそうで、この辺りを調整した測り方の様です。 確かにある程度の […]
世の中の変化に疎くて知りませんでしたが、光の色度の定義に新しいものがあったのですね。 一般に使われている色度の決め方は、CIE 1931 2°表色系と言うものですが、これに対してCIE 2015 10°と言うものがあるようです。 OSRAMさんのサイトを見て知りました。 網膜上の錐体の分光感度が2°の視野角と10°の視野角とで微妙に異なるそうで、この辺りを調整した測り方の様です。 確かにある程度の […]
私の生業としては照明器具を作る事ですが、ものを作るからには、その目的から考え始めるトップダウン型の指向(嗜好?)が強く、 どんな見え方が正解なのか? その見え方を実現するにはどんな光なのか? その光を得るためにはどんな照明器具が必要なのか? なんてことを、考えています。 こうした事の理解を進めるためには、人がどのようにものを見ているのか、と言う仕掛けを理解することが必要でして、その一助になることを […]
この週末、これから作る美術館さん向けのモックアップの仕込みに出かけてきました。 これまでに作った事も、見たこともないタイプの照明器具を所望され作りました。作っている本人もどんな光になるのかちょっと予想がつかない状況での現場入りでした。 光の按配の調整が容易ではない光学系でして、やっぱり苦戦しました。これまで経験したモックアップでは最強ランクになってしました。 当初1日で決着する予定でしたが、展示に […]
昨年の開館以来、展覧会のごとに照明をお手伝いさせていただいている東京黎明アートルームさんで10月10日から開催される「花下遊楽図屏風と寛文美人図 集い・祝い・喜び・舞う人々 〜」展の照明のお手伝いに出かけてきました。 この展覧会に、一体の菩薩苦行像がお出ましになっています。 こちらのお釈迦様は、この仕事をさせていただく最初の打合せで拝見させていただいた折りに、とても強く印象に残り、このお釈迦様を最 […]
昨日改修工事をさせていただいた結果を輝度カメラで撮影してみました。 平のぞきケース内の輝度分布の比較です。 こちらが改修前の輝度分布です。 色が黄色っぽいところが明るく、青っぽいところが暗いところです。 こちらですと、肝心のケース中央部分でやや暗く、作品が置かれない端の部分が明るくなってしまっています。 これに対し、 改修後のケース内の輝度分布です。 いい感じに展示エリアの中央部分を中心に全体に均 […]