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  • 2017.08.05

一歩、前進しました

昨年の正月から一緒に製品の設計をしてくれるメンバーを探していました。 ようやく一人の設計者が弊社の仲間に入ってくれました。 私がその昔お世話になっていた会社で、短い期間いっしょに仕事をした後輩です。 同じ会社で仕事をしたので、仕事上で使う用語にズレがなかったりなど、お互いに楽が出来そうで助かります。 会社としては、お陰様で仕事が切れることがなく、設計して、図面を描かねばならない案件がてんこ盛りです […]

  • 2017.07.05

7年間は生き残れました

早いもので7月になりました。 キテラスを創業したのが2010年7月でしたので、まる7年間が過ぎました。 早いような、あっという間の様な時間でした。 仕事をご一緒させていただいた皆様に感謝するばかりです。 本当にありがたいです。 昨年の時点で私が勤めた会社としては、1社当たりの所属期間は最長を日々更新中です。ちなみにそれ以前の最長勤務期間は5年9ヶ月でした(堪え性がないですね)。 創業当初は、照明器 […]

  • 2017.06.20

生で見ることの賞味期限

先日訪問した美術館で展示品とほぼ同寸法、同質量の作品を実際に手にすることが出来ました。通常の美術館での経験とはちょっと異質で、なかなかの刺激がありました。 これと期を同じくして、先輩系友人から「美術館の照明は究極的にどうなるの?」みたいな質問を受けまして、つまらない事に「手法としては大きな変化はないのでは」と答えてしまいました。 この2つの事が、何となく気になり考えています。 世の中で液晶モニター […]

  • 2017.06.14

いつになっても課題があるものです

弊社も一人で会社をはじめて数年が過ぎてから、一緒に仕事をしてくれる社員が一人二人と増えてきて、随分と会社っぽくなってきました。 会社としては出来る事とその量が随分と増えた事を実感するとともに、個人的にはやらねばならないことの量と質が変化してきたことも実感します。 新しい方が入るタイミングのたびに、「これで、・・・ができる様(楽に)になる!」等と夢想します。確かにその時点で思っていた事は実現出来るの […]

  • 2017.06.13

保護と鑑賞の折り合い

美術館・博物館での照明を考えて行くときに、必ず議論の対象となるのが作品の保護と鑑賞の矛盾についてです。 作品を少しでも遠くの未来まで残すのであれば、光を当てることなどせずに保管しておく事が最善です。 あくまでも私感ですが、その保管して行くための社会的なコンセンサスを得るためには、社会に広くその作品を知ってもらい、その価値を認めてもらった上で、保管して行くためのコストを負担してもらう事が必要であり、 […]

  • 2017.05.24

色の感覚の校正するための旅

12年ぶりにロンドンに来ています。 年に一度くらいは外国に出かけて、いろいろな美術館をおきたいと考えていますが、昨年は出かけられず、美術館見物を目的にした旅行は2年ぶりです。 欧米の美術館を見に出かける大きな目的は、外光を導入している展示室の中で様々な色の作品を見ておきたいからです。 こちらはThe Courtauld Galleryです。 熱心に鑑賞されている絵はマネのフォリー・ベルジェールのバ […]

  • 2017.05.07

光の中に身を置いて眺めたいもの~陶器の照明~

前回の続きみたいなお題です。 美術館・博物館では一般的に鑑賞対象の作品が展示ケースの中に収まっていて、その展示ケースに備え付けの照明器具からの光で鑑賞します。 表明がなめらかな作品の場合、必然的に作品の表面に照明器具の発光面が映り込みます。 また、スポットライトで照らす場合には、陰翳が強調され気味な見え方となってしまいます。 鑑賞対象となる陶器の多くは、茶の湯の席であったり、日頃の生活の中で使われ […]

  • 2017.04.28

つやつや作品のための照明

これまでに絵画、彫刻、工芸などいろいろな作品と向きあう照明器具を作ってきましたが、一番難しいなと感じたのが、なめらかな釉薬がかかった陶器と、状態の良い漆器です。 この両者とも、表面が非常になめらかで、照明器具がバッチリと映り込みます。表面が極度になめらかでない作品ですと、照明器具の映りこみは気にならないので、照明器具の発光面はどんなものでも良いのですが、陶器や漆器ですと照明器具の発光面の形状などが […]

  • 2017.04.26

スポットライトでの気遣い点

美術館・博物館で使われる照明器具の主役としてはスポットライトになるかと思います。 天井からぶら下がっていて、光の範囲が割と狭いタイプの照明器具ですね。 私がスポットライトを作るときには、先ずはその光の拡がり方に気を付けています。 具体的に気を使うポイントとして、海外で見かけたちょっと宜しくない感じの光を例に説明しますと、 第一は光の周辺部のスムースさです。 通常、スポットライトからの光はその中心部 […]

  • 2017.04.06

展示照明の決め方~方向についての一例

美術館・博物館での展示用の照明を決めるのために考えて行く要素はいくつもあります。 特にLEDが一般的になって以降、その光の演色性が大きな要素と捉えられているかと思います。 確かに演色性は重要な要素ではありますが、演色性の高い光源を選べば全て問題なしというわけではありません。 どこからどう当てるか。 照明器具と照らす対象の位置関係が演色性の違いを超えてその見え方に大きな影響を与えます。 立体物であれ […]

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